距離感と間合いの測り方

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距離感と間合いの測り方

オレンジデイズ DVD-BOX

初めてドラマ「オレンジデイズ」を観たんだけれど、もうバイヤー。青春感がハンパなくって、危うく将来の夢が大学生になるところだった。

そう、どこにでもいそうな大学4年生・結城櫂(妻夫木聡) と、病気で4年前に聴覚を失ったことにより心の扉を閉じてしまった女の子・萩尾沙絵(柴咲コウ)のラブ・ストーリーを軸に展開される、大学の卒業を1年後に控えた5人の若者の青春ドラマである。(Wikipediaより)
 
 
聴覚を失って無音の世界を生きる沙絵にとっては、人とのコミュニケーションをとること自体が困難で、きっと、人との「距離感」だったり「間合いの測り方」みたいなものが分からなくなってしまっていたのだろうと。

目の前で話すこととは違って、相手からの返信を待たなければならない手紙やメールが届かないと不安になるように、きっとそれが日常的なことに変わる。

常時不安だから、人との距離感を大幅に突き放してみたり、大幅に詰め寄ってみたり、相手の心との間合いを測る。

「聴覚を失う」という極端な表現だけれど、でも、大なり小なり誰にでもあるものだ。本当に嫌なヤツだと思ったり、変な奴、信用出来ないヤツだと最初は感じたとしても、付き合っていくうちにだんだん仲良くなって行ったりする。

人と人だから、結果的に考えていることが同じだとしても、表現方法や順番の違だったり、つい、思ったことと反対のことを言ってしまったりで意思疎通が計れないことなんてしょっちゅうあるし。

自分が怖いと思っていることと同じように、相手も怖いと思っていたりもする。そりゃ、自分が思っている「怖い」は世界で一番怖いと感じちゃうんだけれど、相手にも同じようにそんなことがあると、そこに気付けるかどうかだったり。

大きく大きく、距離感という振り子を揺らしながら、だんだんと距離が縮まっていくドラマはまさに青春。
 
 
振り子が揺れる中で、「(音楽の才能あふるる沙絵が)毎日好きでもない仕事で働いて、ふと気付いた夕陽に感動して今日一日が良かった、幸せだった。なんて人生は私には無理なの」って言っていたのに、物語が進むに連れて、ふと目にした夕陽に感動して、夕陽に向かって誓いを立てようなんて言ってみたり。ドイツでの音楽よりも、日本での結城櫂を選んだり。

それぞれ、やりたいことや向かう方向、大切なものが変わったりするのも人間だ。

とても深いというか、よく出来たドラマだったな〜。オレンジデイズ。なんというか、同じ時間を刻んでいくっていいね、って思った。



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Tetsunori Yuasa

Tetsunori Yuasa

自己紹介: 1983年9月8日 福岡県生まれ・名古屋在住。住んだことがあるのは福岡・大阪・東京・ハノイ。すきなことは、たび / うたう / ねる / みる / よむこと。世界旅行記はこちら。フリーでお仕事のご依頼はこちら。連絡先はこちら [email protected]

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