スタートアップ界隈でウロウロしていたら聞こえてきた2つの金言

スタートアップ 日々

スタートアップ界隈でウロウロしていたら聞こえてきた2つの金言

今暇してるの?だったら手伝ってよ。オッケー。というわけで、朝起きる練習と社会復帰兼ねてw1週間ちょい西新宿にあるインキュベーションオフィスに顔を出して、知り合いのスタートアップをプロボノ的に無償でお手伝いをしたのでした。通ってみると実に居心地の良い空間で、またいろんなバックグラウンドの方が出入りし、刺激的なプロダクトを開発している人々との出会いが待っていました。どれもこれも今まで知らなかったプロダクトだったり、会社だったりと、まだまだアンテナ低かったんだなぁと井の中の蛙感も頂戴しました。

Facebookで共通のフレンドが全くいないような人とたくさん出会いました。全く知らないネットワークにふらりと入り込んでみる、そこから新しいネットワークに接続される。Facebookの共通フレンドがいない、という視点で人に会いに行っても面白いかもしれないですね。

そんな日々の中で2つ、心に残った金言がありましたので書き残しておきたいと思うます。
 
 

プロダクトかマネタイズかはWillが決定する

一つ目はお手伝いしていたとあるスタートアップ代表の言葉。このスタートアップは4つのサービスを運営していて、そのサービスとそのスタートアップが持っているリソースのうち開発に影響の無い部分を活かしていかにマネタイズするのか、というのがお手伝いした内容。結果的には大きく4つの商品を開発し、それを売ってくれそうな知り合いに送りつけまくって打合せを設定し、現在設置されているアドセンスなどの広告の最適化やサービス特性に合わせたアフィリエイト設置などを毎日楽しく語らいながらシコシコと作業していました。

この過程で代表のU氏が常々言っていたことが「プロダクトの開発は止めたくない」ということ。それはそうですね、志があって実現するためにスタートアップしとるわけですので、マネタイズのためにプロダクトの機能開発は止めたくない。そのために彼らは通勤時間削減のために週4日会社に泊まり込むシフトを組み、自分たちの給料は最低限にして開発に捧げているのですから。

とはいえ資金の少ないスタートアップです。どんなに削っても出ていくものは出ていく。エンジェル投資だけでは難しいところもあります。私だったら、、と考えるととても怖いのでさらに削れるところは削った上でお金を稼ぐ、ということを優先した方がいいのではないかという話しもしました。すると男前な代表U氏が放ったことががこちらです。

「プロダクトを優先するのか、マネタイズを優先するのか。それはWillが決定するんじゃないですかね。僕はこれを実現したくて立ち上げたので」

シビレル覚悟にシビレル一言でした。彼、同い年なんですが、覚悟持ってる尊敬出来る人だなと。彼の今後に幸多からん事を。また手伝えることあればやりますよー聞いてますか見てますかー?
 
 

まずは僕が一人でプロダクトを全部作りきる

次の登場人物はそうですね、、彼自身は自分のこれまでの人生が映画になってもおかしくないくらいだ、と言っているのですが、私は映画というよりも漫画にしたらクソ面白いだろうなと思いました。という人でした。彼がこのままビッグになったらいづれ拡散されるエピソードだと思いますので私は書かないでおきます。というか、俳優か!君は、というくらいの彼自身のトークライブを観たほうが面白いのでその時までとっておきましょう。

彼の名は某M氏。インターンを雇うも指示出しが出来ずに何もしてないのに給料払ったり、未回収の売掛金があったり、日本でピッチイベントで受賞してシリコンバレーに乗り込んだもののまさかの改善し過ぎて全く別のものを持っていき不戦敗し、四六時中コード書いていて横になって寝ると起きれないので椅子で寝落ちするまでプログラミングをし、覚醒したらまたプログラミングをする、それでいてしっかり稼いでいる。人としてダメな謎の変態(天才)プログラマーがいるからマネジャーやったらいいんじゃないか、ということで紹介されました。

M氏はもともと技術を学んできたのではなく、社会人になってからプログラミングに出会い、そして勉強したタイプなのですが、追いつめられた時に閃き、過去にとてもバズるようなプロダクトを開発して一躍有名になったのでした。そしてとあるオープンソースのライブラリを公開し、それに惹かれた優秀なメンバーがジョインしてくれた。

けれども、数学的にもM氏自身よりも優秀な彼らがゴリゴリとプロダクトを昇華していく中で、もうM氏にとっては分からない世界になってしまったんですね。更に追い打ちをかけるうちに巨大資本が同じ土俵で華々しくプロダクトをリリースしてしまった。そこでM氏はチームとは別に一人きりで新しいコンセプトで別のオープンソースライブラリを開発し、社としてこっちでやっていこうと話します。ところが昇華した未踏(天才プログラマー認定)に選ばれるほどのメンバーたちは音楽性の違いからチームを去り、別の会社で別の名前でやることになったのです。

それで今、開発途上のプロダクト(見せてもらったけどお金の匂いがプンプンする素晴らしいプロダクトでした)を見ていて、なぜか打ち合わせにも参加して思ったことは、M氏、フロントエンドの経験しかないんです。でもサーバーサイドもインフラまわりもやんないといけないプロダクトだったので、ちゃんと出来る人入れてチームとしてやった方がいいんじゃないの?って話したんです。デモを見せるためにAWSのインスタンスの立ち上げ方を忘れているくらいだったので。すると某M氏が語ったのがこれです。

「今後このプロダクトが完成したら自分より優秀な人を入れて良くしていくことになると思います。でも、やったことが無いことでもまずは全部自分一人で開発しきらなければ今後チームとしてうまくいかない。だから僕はまず自分ひとりでやりきるんです」

と。それもまたすごい覚悟だなと。作業量は膨大にあるだろうし、ビジネスサイドで優秀な方も入っているので他の仕事もやっているし、加えて初めてのこともやっている。それでもやりきるんだと。そんな彼のプロダクトは先日デモデイで発表しドッカンドッカン盛り上がったそうです。厳しい指摘というより、そのプロダクトの可能性の話しが多かったと。そしてその勢いで打ち上げに行き、ウマイいい肉を食って一息ついたと。

「キーボードを叩いていい肉を食う」そんなM氏がウマイ肉を食ってインキュベーションオフィスに返って来て満足げにへにゃへにゃになって放った一言でした。なかなか素晴らしいコピーだ。
 
 
たったの1週間ちょいでしたが、この他にも刺激的な人やプロダクトとの出会いがあり、充実した日々でした。そして自分がベトナムで経験してきたことで思い返すことも多く改めて整理でき、改めて自分の中に入ってきた。良い時間をありがとあんした。

次回は「ザ・カスタマーサポート 秘技オウム返しの術」をお送りする予定です。



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Tetsunori Yuasa

Tetsunori Yuasa

名古屋在住・住んだことがあるのは福岡・大阪・東京・ハノイ。世界のいろんな街を歩きながら、歴史的建造物や風景や食事などをInstagramで撮るのが好き。撮りためた世界旅行写真はこちら。お仕事のご依頼はこちら

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