壱は全=全は壱。

旅行 熟考

壱は全=全は壱。

お客さんも含めて全てがエンターテインメントなんだ。自分たちもお客さんも関係なく、その「場」がいかに“エモーショナルなシーン”であるのか。
 
 
いきなり結びの言葉から入ってしまいましたが、8月12日13時〜沖縄県那覇市は国際通りで行われた「一万人のエイサー踊り隊」を観てきました。たまたまタクシーの運ちゃんに教えてもらって観ることが出来たのですが、とにかく素晴らしかったです。

一万人の、と言ってはいるものの、実際に演技しているのは千人ちょっと。しかし観ている私たちを入れると一万人、ということで国際通りはいろんな国籍の人が往来して賑わっていました。

音楽に合わせて国際通りを埋め尽くすほどの人が放つ「セイッ!セイッ!」という気迫と演舞、そして太鼓の振動が心に響き揺さぶられました。
 
 

 
 
いくつか演目があったのですが上記は HY 時をこえて に乗って、しっとり、じんわりと届いてきました。炎天下の中みんな精一杯踊り、途中汗を拭う姿も含めて美しい。

国際通りを少し歩きまわって一番目を引いた金色の衣に身を包んでひときわ輝く彼女たちに惹かれ、ずっと写真を撮ったりこうしてムービー撮ったり夢中で観ていました。

しかしふと、国際通りのその先にズラーッと続く踊り隊の列に目がいったんです。彼女たちの前後、彼方まで踊り隊が続いていて、まさにエイサーを通して一心同体となっている様に。最初から気づいていたはずなのに、その全体の中の点、彼女たちをずっと観ていたからこそかもしれません。
 
 
一万人のエイサー踊り隊 in 沖縄・国際通り 2012
 
 
ハッと気づいて、キョロキョロしている私は不審な人だったかもしれません(笑)あぁ、全部合わせて「一つ」なんだ。って遅ればせながら気づいて、国際通りを埋め尽くすほどの人の列が、みんなエイサーやってる。その姿に感動して、ホロリとなりました。目から。ちょっと恥ずかしいと思って慌てて隠しましたけれど(笑)

沖縄は本当に素晴らしいところが多く、たくさんの思い出として心の中に残っているのですが、このエイサーもエモーショナルな体験として深く心に刻まれました。

飛行機の時間があったので演技が終わってすぐに国際通りを後にしてしまったのですが、感動がさめやらぬうちにふと考えたことがあります。ここにきてようやく冒頭に書いた今回の核心に迫ることに。
 
 
演技をする約千人の人たちは国際通りを文字通り埋め尽くすほどにいて、素晴らしい感動を私たちにくれました。それと同じように歩道にはイベントを運営する人たちが等間隔にたくさんいて、イベントがスムーズに進むように進行しているんですね。

撮影に夢中になって前に出過ぎる私みたいな人(笑)が誤って太鼓に殴られないように進行しないといけない。それは大変なお仕事です。だからたくさんの人たちが運営にあっているんですね。

でも仮に、たくさんいる運営進行の人たちが踊りに合わせて「セイッ!セイッ!」って盛り上がるところを盛り上げて、観客を巻き込み、千人の踊り隊の人たちと9千人の運営進行及び観客の人たちが文字通り一体となって祭りができるとしたなら・・・

演技している人たちを観るだけじゃぁもったいない。私たち観客の中には初めての人もいて、どこで盛り上がったらいいのか分からない。だとすると、運営進行の人が観客を巻き込む係になったら、どれだけエモーショナルなパワーを生めるだろうか、と。
 
 
つまり、千人のリーダー=踊り隊から → 運営進行する人たちがその場にいる人すべてを巻き込み=フォロワー → 観客も含めて会場が一体となる=ムーヴメント。すなわち、壱は全=全は壱になれたなら。

お客さんも含めて全てがエンターテインメントなんだ。自分たちもお客さんも関係なく、その「場」がいかに“エモーショナルなシーン”であるのか。

ここまで書いてピンときた方もいらっしゃることでしょうから、TED デレク・シヴァーズの「社会運動はどうやって起こすか」を貼っておきます。
 
 

 
 
きっと、一生忘れない体験になることでしょう。ライヴであること、またリアルであること。それらが会場にいる全ての人に伝わり、エモーショナルな体験を生み出す。そんな素晴らしい時間を体験を、これからもエイサー踊り隊のみなさま、またそれを楽しみに訪れる私たち含めてつくり、守り続けられたらと思います。

いやいや、リアルだろうとバーチャルだろうと変わらないとても大切なことですね。一万人のエイサー踊り隊のみなさま、運営のみなさま、本当に有難うございました。



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Tetsunori Yuasa

Tetsunori Yuasa

名古屋在住・住んだことがあるのは福岡・大阪・東京・ハノイ。世界のいろんな街を歩きながら、歴史的建造物や風景や食事などをInstagramで撮るのが好き。撮りためた世界旅行写真はこちら。お仕事のご依頼はこちら

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