科学的に、といった難しい話しは知る由もありませんが、国語的に読み込んでいくと、この考え方は、思考回路に組み込むべきことだと、強く思った。すごく勉強になったけれど、実戦するために、どんどんこの思考回路で考えてみよう。
買い物する脳―驚くべきニューロマーケティングの世界


評価:★★★★★ (amazonの評価:★★★☆☆)
これは意見が分かれるだろうけれど、私は、めっちゃアリだと考えてる。人は、矛盾する生き物だと思うし、言葉とは違う行動もしばしば起こす。今現在で、コレはイイ!とか、もうだめぇ・・とかって言われてても、しばしば、見事にその予想は打ち砕かれるものだし。
だからこそ、それを前提として、人間くさい部分を、思考回路に組み込んでおくのはすごく大切。
読み始めてすぐに書いてあることですが、例えばPOSは素晴らしいシステムかもしれない。けれど、ココから得られるデータは、「成功」か「失敗」かという点であって、その理由を説明することまでは出来ないのだ。
とか、アンケートを利用した市場調査や、グループディスカッションにしても、人々はしばしば言動とは全く違う行動をするものだし、そもそも適当に答えたり、見栄をはっていたりするものだ。
もちろん、これらが意味が無いというわけではない。ただ、限界があるということを、念頭に置いて、違う思考回路も、持って考えることが大切。
本書は、きっとまたお世話になる類の本だと思うので、サクっとまとめてみます。
・ミラーニューロンの働きを追う
例えば「AirYakiniku」にアクセスして、じっと見てるだけで、匂いが漂ってきそうだし、ヨダレが出るよ。ミラーニューロンの働きで記憶が呼び起こされているからだ。また、人がめっちゃ楽しそうにゲームしてるのを見たら、自分もやりたくなる。楽しそうな人を「模倣」したくなる。そんな働きは、購買行動に影響する。
・儀式と迷信、私たちがものを買う理由
サッカーの試合の前日、受験の前日なんかに、トンカツを食べたりしないだろうか。もしくは、「キットカット」をプレゼントしたり。(儀式)また、四葉のクローバーは幸運を呼ぶからと、四葉のクローバーのキーホルダーをつけたりしないだろうか。(迷信)儀式や迷信は購買行動に影響する。
・信仰、宗教、ブランド
共通する10個の柱。1.連帯感、2.明確なビジョン、3.敵に打ち勝つパワー、4.感覚へのアピール、5.物語、6.雄大さ、7.不況、8.シンボル、9.神秘性、10.儀式 ⇒ (中身は読んでからのお楽しみで!w)
・ソマティック・マーカーの威力
自動販売機で飲み物を買った時、「なんでその飲み物を買ったのですか?」と聞かれると、「なんとなく」と答えるだろう。以前の何かの記憶や経験によって、人は無意識のうちに思考をショートカットして、行動する。そのショートカットが「ソマティック・マーカー」。
・五感に訴える
例えば、焼肉屋の前を通ったときに嗅ぐ焼肉のにおい。嗅いだ途端、焼肉を裏返している様や焼肉と一緒にビールを流し込んでいる姿が、「見える」だろう。新車に独特のにおいがついているのは、それを再び嗅いだときに、新車を買った時に喜びがよみがえるように、だ。とか。
などなど。ちなみに、上記は私の意訳がほとんどで、本書の内容とは異なる点が多いのであしからず。結構ボリューム満点(全部で275ページ)なので、これ以上は控えますが、すげぇ、ワクワクした本だった。
合気道の考え方じゃないですが、広告などの活動で、新しい記憶や体験や感動を、新しく持ってもらうんじゃなくて、もともと、人が持っている記憶を呼び起こさせる表現で購買に結びつけるっていうのも、すげぇアリだと思います。





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