それでも私が仮想通貨を買う理由

ICO 仮想通貨 取引

それでも私が仮想通貨を買う理由

そもそも興味を持ち出したきかっけが、ブロックチェーンや分散型といった技術のユースケース群として世に出てきた1,000を超える仮想通貨に対する知的好奇心でした。これだけ話題になってハッキングを仕掛けられてもただの一度も改ざんされたことが無い技術をベースに、世の中に存在する様々な問題を解決する(実現する)過程で生まれてくる仮想通貨たち。

これだけ普及したPCの空き領域を活用して大きなものを動かすことも、中央管理ではなく非中央管理で人と人や企業と人、企業と企業を直接繋いで動かすことで得られる利便性。エストニア(やヨーロッパ)で広く浸透している「個人情報は個人のものである」という考え方に基づく、行政サービスや医療記録などが役所や病院に情報保存されていて取りに行くのではなく、逆に役所や病院が個人の必要な時必要なだけ個人のデータベースにアクセスさせてもらう。という発想だったり。

知れば知るほど知的好奇心をくすぐられます。

そんなブロックチェーンユースケースの一つ一つである仮想通貨のうち、そのビジョンに共感したり驚いたりすることもあります。知れば知るほどなんらかの形で応援したいと感じます。そんな想いを形にする手段としての仮想通貨の購入だったり取引があり、その購入という行為は大幅な大小があろうとも、購入した仮想通貨のプロジェクトが数多あるユースケースの一つとして結果をだせればリターンが得られる。という一体感もあるのかなと感じます。

ここまでで自分が買った仮想通貨の結果に関わらず、わりと満足しちゃったりしてます。

いち個人として購入する仮想通貨について勉強することも、どんな仮想通貨を購入するかも、どの取引所で購入するのか、はたまたどうやって保管するのか。いろんな情報ソースから知ることになりますが、全てにおいて確実に言える事は購入「する」も「しない」も、どこを使い「保管」するかも全ては「自分自身が判断し自分が実行した」ことなので、たとえ仮想通貨のプロジェクトが失敗しても、自分で何かミスをしたとしても誰かを責めたりはしないなーと。

失敗を許容できる人でありたいな、とも思います。

コインチェック問題と価値観

今話題のコインチェック問題についてブロックチェーンはもちろん広義での仮想通貨は何も悪くないのは言うまでもないかもしれません。悪いのはハッカーであり、コインチェックはまだ真実のほどは明らかではないものの何かしら至らぬ点があったのかもしれません。

まぁ何にせよ、アカンものはアカンでしょうけど。

ただ、その取引所を使うと決めたのは自分であり、入金を実行したのも自分なんだということは多少なりとも思うところがあります。仮想通貨や取引所に限らず、財布を落とすこともあるし、ちょっと調子に乗って飲みすぎて数万数十万と散財してしまうこともあるでしょう。

かくいう私もコインチェックでリップルを購入していました。しかしいろいろと知っていく中で取引所のリスクも考えるようになり、もし何か起こっても資本的にカバーできる可能性が少しでも高くなるのではないかと考えたGMOコインに全部送金済みでした。しかしながら、使い勝手の良さを優先して下げ相場で何か買おうかなとコインチェックに日本円を入金した矢先に今回の問題が起こり、出金出来ない状態に陥ってしまっております。笑

それでも焦らないのは、仮想通貨で失っても構わない金額しか使っていないから。

私はあまりお酒を飲まないのでお酒にお金を使いたいと思うことはありませんが、人によってはいくらでも!という人もいるでしょう。そんな風に人によって(仮想通貨には)いくらまで、といった価値観の違いはあるかなと思います。前述の通りで私は仮想通貨に関わるその過程でわりと満足しちゃってる部分もあるので、その満足感を超えない金額しか使わないです。

コインチェック問題での出金停止はそのうち解除されるんじゃないかって楽観視してますけど、もしもその満足度以上にお金を突っ込んでいたら今頃苛立ちを覚えていたのかもしれませんね。

日本は世界に先駆けて仮想通貨を認めた(規制した)お陰でいろいろと発展してきた経緯があると思いますが、まだまだ使い方が確立していなかったり、特徴や技術などを知らないことによる問題が数多あるとは思います。では取引所を使わずに取引をすることができるのか?また自分のローカルPCなどで保管したとして本当に適切に管理できるのか?みたいなことはしっかり考えないといけないなと改めて思いました。

ただ、コインチェック問題をきっかけに各取引所はより一層セキュリティ対策を強化していく、していかざるを得なくなったのは間違いないでしょうね。

各取引所のセキュリティ対策

代表者が日本ブロックチェーン協会の代表理事でもあり、日本トップクラスの取扱高を誇るBitflyerも、1月30日にプレスリリースを発信して取り組みについて説明しています。こちらでBitflyer セキュリティについてが取りまとめられてますし、こちらにセキュリティ・顧客資産保護に関する取り組みについて(PDF)のプレスリリースがあります。資本金が約41億円で銀行系はじめ大手企業が多く株主でいることも確認できます。

代表がNEM財団の理事でもあり、NEMベースの新しい技術開発・法令遵守のICOプラットフォームであるCOMSAなど新しいサービス展開に積極的な印象のZaifはこちらにサービスの安全性に対する説明が記載されており、2月1日にセキュリティ対策推進室の設置のお知らせが出ています。資本金が約8億円で株主は代表者等が記載されています。

独自のトークンQASHも人気であるものの、送金にとても時間がかかるため不評だったQUOINEXは逆にコインチェック問題で株が上がった感がありますね。こちらに安全性に関するQ&Aがあったり、仮想通貨取引のリスクについてまとめられていたりします。

こんな感じで、少し調べるだけでもいろいろと学ぶことができるのでまずはちゃんと知りたいな、と思います。

分散型取引所

通常の仮想通貨取引所は利用するユーザーの資産がどこかに中央管理されているので、もしサーバーが壊れたりハッキングされたりといったことがあると取引所を利用している多くのユーザーが巻き込まれてしまう結果になります。

それとは別に、個人と個人のお財布を繋ぐ分散型の取引所というものが出来始めています。新しい分散型取引所のaltcoin.ioもその一つですが、個人の資産を取引所に預けるのではなく、自分のお財布に入れた状態で他の人のお財布と直接取り引きするのを仲介してくれます。

ただ、逆に言うと全て自己管理になるので自分のウォレットの管理や送金などしっかりと知識を身に着けてやる必要があるしでなかなか簡単ではないかなーという気もします。

仮想通貨規制

2018年のG20で仮想通貨の厳しい規制について話し合われるというニュースがありましたが、とてもいいことだなと思っています。コインチェック問題もあれば、マネーロンダリングの可能性も否定できず、最近急速に成長している技術なので穴もたくさんあると思います。

それがちゃんと国が動いて規制が強化され、対策が進んでいくともっと発展していくでしょうし、ルールが出来ればいろんな業種業態で活用しやすくなるんじゃないかなと思います。また日本(やエストニア)は世界でも早く規制(認める)に動いているため現時点ではそういった意味で先行しているかもしれませんしね。

世界最大で日本人にもとても人気がある海外の取引所Binanceは本拠地を香港から日本に移すという噂も(あくまでも噂レベルですが)ありますし、中華系取引所のオーナーたちが同じく規制(認可)が進んでいるエストニアで取引所Biboxを作ったり。規制やルールが進んでいる国ほど進出しやすい土壌が出来ていくと思います。

なかなかコメントが難しいですが、コインチェックもこの問題を乗り越えて素晴らしいサービスに化けてほしいなと思います。なんといっても、アプリがとても使いやすいので。

技術的なアプローチによる不正排除

前述のブロックチェーン技術による問題解決ユースケースの一つとしての仮想通貨プロジェクトで、新規にビジョンを持ってプロジェクトをスタートさせる時の資金調達手法の一つとして「仮想通貨を新規に発行して出資者を募る」ICO(Initial Coin Offering)も、資金だけ集めてドロンしたりといった詐欺問題があるそうです。(私は被害に合ったことないですので詳しくは分かりませんが)

そんな不正問題に立ち向かうべく、現時点で2番目に人気の仮想通貨イーサリアム創始者ヴィタリック氏が提唱しているの「DAICO」というものがあります。(DAO=単一の組織に依存しない、ICO=単一のプロジェクトを支援)

仕組みは端折って書きますが、通常ICOでは支援されるプロジェクト側が中央管理してプロジェクトの内容も「資金」も握ることになりますので、それで詐欺が起こっていたりしたようです。DAICOではこれを非中央集権で管理するため、プロジェクトのみに依存することを防ぎ、不正や詐欺を防止しようとしています。

(日本の場合はそんな問題を抱えるICOも国が規制していて、認可を得なければ実施出来ないようになっていて、それをクリアにする仕組みをZaif運営会社がCOMSAというサービスで提供しています。認可の無いICOはまず疑ってみることが日本では出来るでしょうね。そういった意味でも規制は大切だなと思います。)

DAICOはもしプロジェクトが不正したり失敗したり頓挫した場合、ICOトークン保持者(出資者)がプロジェクトを閉鎖することができます。逆に、トークン保持者の悪意によって閉鎖されてしまった場合でも、プロジェクト側がDAICOを立ち上げて再開することも可能になっています。

そんなDAICOを使った初のICOであるABYSSが2018年2月7日から開始予定であり注目が集まっているようです。ABYSSはMMO等のゲームを中心としたデジタル配信プラットフォームを目指しています。このあたりは市場が大きいもののまだまだ勝敗が決していないのでこれからも参入者が出て来るでしょうね。

ABYSSは英語と韓国語のみですのでICOがどんなものか、、という方のために2018年2月末まで実施中でこのブログを書いている時点で8万人の出資者から9,000万ユーロを集めているBankeraも一度見てみるといいかもしれません。議員さんなんかもアドバイザーに入っているようです。

仮想通貨の銀行を目指すプロジェクトで、2月末のICO終了前後でBankera取引所をオープンさせる予定になっていて既にそのプロトタイプが公開されています。さらにロードマップの一つのオプションである銀行の買収がICOが終わる前に完了していて、プロジェクトチームの実行力の高さが伺えます。また日本語での情報発信も熱心ですので状況が分かりやすいのもICOってどんなものか、ということが肌で感じられていいなと思っています。

BankeraのICOは現在SpectroCoinという取引所でのみ取り扱いがあります。実はこのスペクトロコイン取引所はBankeraのチームが最初に開発したプロダクトだったりします。既にいろいろと実現しているところも人気の一つかもしれませんね。
 
 
いつの間にかとても長文になっちゃいましたが、総じてブロックチェーン技術およびそのユースケースである仮想通貨は、いろんな問題を乗り越えて発展してほしいな、という意味でこれからも応援しますし、もちろん買っていくかなと思います。そして便利な世の中になったら嬉しいですね。



この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
Tetsunori Yuasa

Tetsunori Yuasa

自己紹介: 1983年9月8日 福岡県生まれ・名古屋在住。住んだことがあるのは福岡・大阪・東京・ハノイ。すきなことは、たび / うたう / ねる / みる / よむこと。世界旅行記はこちら。フリーでお仕事のご依頼はこちら。連絡先はこちら [email protected]

Nagoya, Japan http://yuatetsu.in/about

コメントを残す